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紛争・難民

【レバノン人道危機緊急支援:命の危機にさらされている人々に支援を】

  • 寄付額

    49,000

  • 寄付数

    9

  • 開始日時

    2024/10/30 16:00

    終了日時

    期限なし

※ 本サイトは寄付プロジェクトの参照用サイトです。実際の寄付はできません。

山岳地域の避難民に食料を届けています

2024年9月以降に激化したイスラエルの空爆により、レバノン国内では多くの人々が避難を余儀なくされました。AARは現在、支援が行き届いていない同国中部の山岳地域、山岳レバノン県およびその周辺地域において、情勢不安によって困窮している人々が身を寄せる避難所10施設を対象に、食料の配布を行っています。これらの施設では、高齢者、障がい者、重度の精神疾患を抱える方々、障がいのある子どもたち、GBV(ジェンダーに基づく暴力)被害者の女性とその子どもたちなど、非常に高い脆弱性を抱える人々を支援しています。

提供した食事をとる人々(山岳レバノン県 レバノン 2025年4月)

山岳レバノン県は、歴史的にキリスト教徒の割合が高い地域で、これらの施設の多くは修道女のグループなど教会関係者によって運営されています。宗教や国籍を問わず、家族や制度に見放された人々を受け入れ続けていますが、2019年の経済危機以降、政府からの補助金が大幅に削減され、施設の運営と維持に深刻な課題を抱えています。

AARは2025年4月1日以降、これまで2,536人の方々に対して、合計32,689食の食事を提供することができました。配布しているのは、各施設で簡単に温かい食事を提供できるように調理された真空パックの食品で、衛生面や栄養面に配慮するとともに、高齢者や障がい者の方々が食べやすいよう工夫されています。


避難民へ配布する食事を調理するshareQのスタッフ(山岳レバノン県 レバノン 2025年4月)


この活動は、引き続き現地の協力団体であるShareQとの連携のもとで実施しています。食料の調理およびパッケージングは、ShareQが運営する食品加工施設で行われており、配送に至るまで各施設の状況に応じたきめ細やかな対応が可能となっています。
現在では、多くの避難民が元の居住地へと帰還しており、現地の状況も大きく変化しています。AARはこうした状況の変化を踏まえ、様々な事情により避難先に留まらざるを得ない方々に加え、長期的な経済危機と制度の狭間で孤立している人々にも目を向け、支援活動を継続しています。

 

 

団体情報
難民を助ける会(AAR Japan)

難民、子ども、被災者、障がい者など、特に支援から取り残されがちな方々に支援を届けています。