SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

アジア

市民社会の強化・改善

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

実行・確立段階

自由のために闘う力をミャンマーへ!#SAVEMYAMMAR

  • 寄付額

    190,000

  • 目標金額

    3,000,000

  • 寄付数

    12

  • 開始日時

    2021/03/15 00:00

    終了日時

    2021/04/30 23:30

※ 本サイトは寄付プロジェクトの参照用サイトです。実際の寄付はできません。

【プロジェクトの概要】

このキャンペーンは、ミャンマーで真の民主化を実現するために活動する、ミャンマーの人権活動家ウェイウエイ・ヌーの活動費を支援するファンドレイジングです

 

1962年にクーデターで軍の独裁政権が始まってから、厳しい監視の下自由を奪われ、軍に怯え、貧困に苦しんだミャンマーの人々。その後長年の民主化運動を経て勝ち取った民主政権が、2021年2月1日、軍の3度目のクーデターにより再び覆されてしまいました。再度軍政下に置かれた彼らは、軍への服従を拒み、毎日街へ出て、時には数百万人もの人が集まり、朝から夕方まで不服従デモを行っています。

平和的に、武器も持たずに。しかし軍の武力行使は悪化し、死傷者も出るようになりました。

そんな最中、その活動を導き、国際社会に影響力を発揮し続ける人権活動家がいます。ロヒンギャ出身の女性リーダーで、Earth Companyが支援するIMPACT HERO 2019、ウェイウェイ・ヌーです。ウェイウェイと彼女の団体はこれまでもミャンマーの民主化実現のために、若者の政治教育から国際社会への政策提言まで幅広く活動してきました。

彼女がもしミャンマーにいたとしたら、もちろん拘束されていたでしょう。しかしウェイウェイは今、アメリカに住んでいるため安全で、だからこそ声を上げられる数少ない活動家の一人なのです。その立場を活かして、ウェイウェイは毎日睡眠や食事の時間も惜しんで、世界中のメディアから取材を受け、国連や各国政府への提言活動、ミャンマーでのデモ活動の戦略アドバイスを行っています。

しかしそれらの活動に対する報酬はなく、活動費はすべて自費。

日本にいる私たちにできることは限られていますが、日本からウェイウェイが1日でも長く活動が続けられるよう支援することで、ミャンマーの未来のために役立つことができます。真の民主化の実現を目指し、このクーデターの危機を乗り越えて今までにない新しいミャンマーの実現に向けて日々命を懸けて闘う人々と心を共にし、日本からの力を届けませんか?

 

1.このクラウドファンディングの支援内容

 

ミャンマーの若者を導き、国際社会を動かす
ウェイウェイの10ヶ月分の活動費をファンドレイジングします

ミャンマーの未来を変えるためには、国際社会から軍事政権への働きかけが不可欠です。その動きをつくるために大きな役割を果たしているのが、Earth Companyが支援するIMPACT HERO 2019 ウェイウェイ・ヌー。

 国際社会に大きな影響力を持つウェイウェイが活動を続けられるように、2021年3月から12月までの10ヶ月分の活動費をファンドレイジングします。



【ウェイウェイの活動内容】

 

※アドボカシー活動とは

社会的課題を解決するために、政府や諸機関、市民へ働きかけ、政策形成や政策変更、世論形成を促す活動のことです。直接政府等と対話するアプローチから、署名活動や啓発のためのキャンペーンなど、目的に応じて様々な手法があります。



【支援内容内訳】

今回は活動費として300万円を目標としています。集まった資金は、ウェイウェイと、彼女がミャンマーの最大都市・ヤンゴンで運営するWomen’s Peace Network (WPN)による2021年末までの活動費として使われます。

 

 <1ヶ月の活動を行うために必要な費用:30万円>

・人件費:WPNのスタッフ4人分の給与:1人5万円×4人=20万円

・通信費:4万円

・調査費(移動費含む):3万円

・活動支援運営費(Earth Company):3万円

※支援期間:10か月(2021年3月-12月)

※このクラウドファンディングでは3月31日までを第一期とし、3月31日までに集まった寄付額を第一次支援金としてウェイウェイに送金します。



2. ウェイウェイを支えることが、この危機を乗り越えるために必要不可欠な3つの理由

①アメリカ在住だから情報発信力がある

 

ウェイウェイは、民主化されたはずのミャンマーでも軍の監視に身の危険を感じ、数年前に拠点を移し、現在アメリカに住んでいます。今ミャンマーでは声をあげる活動家は逮捕され、インターネットなどの通信手段も制限・監視されていますが、ウェイウェイは国外にいるからこそ、制約なく国際社会に訴え、ミャンマーの人々にサポートを届けることができています。

②ミャンマーの若者や少数民族の人々を動かす力がある

 

ウェイウェイはこれまで10年近く、仏教徒ビルマ人や、ロヒンギャを含む少数民族の人たちが唯一同じ場で平和教育を受けることができるユースセンターで、差別のない真の民主化を志す次世代リーダーを育成してきました

年に数回開催してきた、国内のNGOリーダーや活動家、少数民族リーダーたちのミャンマー民主化戦略会議では、そのメンバーの多くが今回のデモ活動の中心的人物で、今は週に数回オンライン会議を設け、平和的かつ効果的なデモの戦略作りをしているそうです。

また昨年始めたウェイウェイ個人のオンライントークは、これまで17回実施され総再生数は260万回を超え、SNSのフォロワーも10万人を超えていますウェイウェイがミャンマーで抗議運動を行う若者たちのために開設した、より安全で効果的な活動のための情報提供を行うコミュニケーション・チャネルの参加者も現在2,000人に及び、彼女の声を多くの若者が求めています。ウェイウェイに育成された若者たちの輪は全国に広がり、今ミャンマーで真の民主化の実現を求める運動の中心となっているのです。

 

③国際的に活躍する活動家である

 

ロヒンギャ出身の人権活動家として、国連機関や各国政府関係者に対する政策提言はこれまでも頻繁に行ってきましたが、これらの実績があるからこそ、今のミャンマーの状況に関して、国連安保理や国連事務総長、米国議会、英国議会始め国際社会にアクションを求めることができます。またクーデター発生後は、TIME誌やワシントンポスト、アメリカ国営放送、BBCなどの著名メディアから取材が殺到し、国際メディアを通して国際社会に情報発信ができるのも、国際的に注目される彼女ならではです。

 

ウェイウェイのように、草の根レベルと国際レベルの両方で、ミャンマーの民主化運動に貢献できる活動家は非常に稀です。また少数民族出身の若き女性リーダーである彼女は、多くの若者にとってロールモデルとしても影響力を発揮しています。

 

3. ウェイウェイ・ヌー プロフィール







WAI WAI NU
(ウェイウェイ・ヌー)
ミャンマー、人権活動家

 

ミャンマー・ラカイン州生まれ。民主化運動に関わっていた政治家の父を持つという理由で、大学生だった2005年に突然逮捕・投獄され、7年間の刑務所生活を余儀なくされる。刑務所内で多くの女性の話に耳を傾ける中で、社会的不平等の結果厳しい境遇にある女性たちの実状を知り、女性や少数民族の権利と尊厳が守られる社会を築くことを決意。2012年の釈放後、女性への教育機会提供を目的としたWomen’s Peace Networkを設立。その後様々な民族の若者を対象とした教育事業や、ロヒンギャ難民キャンプへの支援活動など、草の根での活動を推進する一方、国際機関や各国政府に対してミャンマーの少数民族の人権問題に関するアドボカシーも精力的に行っている。




4. ウェイウェイからのメッセージ

 

ミャンマーが本当の民主主義の国になれるよう、私たちに力を貸してください!

 

「過去数年にわたり、私はロヒンギャの女性たちや若者たちをエンパワメントし、ミャンマーに平和と民主主義をもたらすために、一生懸命取り組んできました。その私たちの活動を、日本の多くの友人やボランティアの皆さんが支えてきてくださったことに、心から感謝しています。そして今、これまで以上に、私たちは皆さんからのサポートを必要としています。

私たちの未来を、私たちの権利や自由を奪うものの手に渡さないために、この闘いをあきらめることは決してできません。私たちは全力で今自分たちにできることをやっていますが、皆さんからのサポートがなければ、続けることはできないのです。ですからどうぞ、ミャンマーの人びとに平和と正義をもたらせるよう、皆さんからのご支援を引き続きお願いします。よろしくお願いします!」(ウェイウェイ・ヌー)




5. 代表理事・濱川明日香からみなさまへ

 

自分にできることが少ないなら、一番できる人に託せば良い

 

本当に、同じ国の人間が、同じ国の国民に行っているとは思えない惨状が繰り広げられています。毎日流れてくるニュースで見る、赤ちゃんを抱っこ紐に入れてデモに参加するお父さん、デモの負傷者を救おうとしたがために暴行を受ける無抵抗の医療従事者、軍に殺された父親の遺影を片手に泣き叫ぶ男の子、そんな胸が裂かれるような写真や動画の数々…言葉を失います。

 「自由」や「人権」は、世界の当たり前ではないのです。

これまでのところ、ウェイウェイも、ミャンマーからウェイウェイに情報提供を行う同僚たちも、資金サポートが全くないなかで活動をしています。でもこのままでは、活動を続けることはできません。しかし彼女たちが活動を継続できるか否かが、ミャンマー社会の行く末に影響を及ぼす可能性は大いにあるのです!

私たちは、なぜかたまたま自由や人権が守られる豊かな国に生まれることができました。それがなぜなのかはわからないけれど、それならば今、身を危険に晒してまで自由を求め闘う人たちのために、できることはあるはずです。

自分にできることが少ないなら、それを一番できる人に託せば良い。それがIMPACT HERO支援です。ウェイウェイやミャンマーの若者たちが夢見る、真の民主化を果たした新しいミャンマーの未来のために、ウェイウェイと彼女の仲間たちに、その思いを託しませんか。



団体情報
Earth Company(アース・カンパニー)

「次世代につなぐ未来の創造」をミッションに、①アジア太平洋の社会起業家(チェンジメーカー)の支援、②社会変革を志す次世代リーダーの育成、③社会的企業や社会変革を目指す団体の支援、という3つの事業を通して、社会変革を起こす「人」と「団体」を、支援・育成しています。